お知らせInformation

2024.03.09
春のリラックスに、いちご桜餅

春のリラックスに、いちご桜餅をご紹介します。


春といえば桜。
美しい花々は、儚いですが見ていて本当に感動します。
そして見て楽しむだけでなく、桜の葉の香りもまた癒しです。
どちらも大好きなものです。


今回は、この季節に桃の節句として楽しまれている桜餅を、
いちごをプラスして作りました。


桜の葉や花には、肺と腸を潤してくれ、咳を止めたり便秘によい働きがあります。
そして香りでリラックス。
春に必要なところでは、このリラックスが、春のイライラに何よりよいところかと思います。


そして合わせたいちご。
いちごは体の熱を冷ましてイライラを解消し、水分補給してくれます。
また胃の機能を整えて消化促進してくれます。


春は肝の働きが活発になり、精神的にイライラしやすくなります。
スタートの季節ならではなのかもしれませんね。
なのでのぼせなどに熱を冷まして水分補給し、気分をスッキリさせるものを。
そして春の五味は酸味。
ということで、桜にいちご。ピッタリです!


今回は作りましたが、手軽に桜餅を購入して、いちごを合わせてもよいと思います!

いちご桜餅 003.JPG

いちご桜餅 002.JPG


では作り方を。

【材料】7個分
道明寺粉 75g
砂糖 35g
水 160cc
食紅 少々(箸につけて落とすくらいの少量)
こし餡 140g
桜の葉の塩漬け 7枚
いちご 7個


【作り方】
1.鍋に水と砂糖を入れ沸騰させる(砂糖を溶かす)。
道明寺粉を入れて弱火で5分ほど炊く。
炊き終わったらボウルに移し、ラップをして30分置く。
2.こし餡を20gずつ7個に分けて丸める。桜の葉を水につけて塩抜きする。炊き上がった道明寺を7個に分ける。
3.ラップに道明寺一つ分を乗せて伸ばし、こし餡を乗せて包み、丸める。
桜の葉に包み、上をはさみでカットしいちごを乗せて、出来上がり!

3のはさみでカットのところは、包み終わりのところにいちごを乗せてもOKです。


並べると、ひな祭りの人形感ありますね、、
もう過ぎてしまいましたが。。


そういえば。
前はあんこが苦手だったのですが、
桜餅(とたまに笹団子)はおいしいと思っていただいていました。
この塩味と桜の葉の香りが良いんですよね〜
ここにまたいちごの酸味が加わると、よい!


桜餅は春の食べ物ですが、いちごを加えるとより春らしくなります。
桃の節句ではなくても、ぜひお試しください!


以上、フーディ薬膳コンシェルジュでした。

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2024.02.24
肝を労わる、鯖のトマト煮

肝を労わる、鯖のトマト煮をご紹介します。


春が近づいて来たので、
体を温めつつ春に合わせて肝を労わるものを作りました。
これは私がよくつくるメニューの一つです!


春は肝を労わるのが大切なのですが、
イライラしたり目が疲れたり、
私もそうですがスタートの時期で
心もバタバタしストレスがかかりやすくなります。
イライラを取り除き、穏やかに過ごせるように血を補って巡りを良くします。


ということで、鯖。
体を温め血流を良くしてくれます。


今回はトマト煮込みにしましたが、
トマトは水分補給してくれるもの。


血も水も消耗するのでどちらも補います。
ただ、トマトは体の熱を冷ますので、
生ではなく煮込みにして温かい状態でいただきます。


そしてクコの実を加えました。
クコの実は血を補って血流を良くしてくれるもの。目に良いので春に良い生薬として代表的なものです。


トマトとは味覚的にも相性が良いので、違和感なく食べていただけると思います!


この他に玉ねぎも使っていますが、
玉ねぎは消化促進、血行促進に。
パプリカも春に良い食材で気を巡らせてくれますよ。


イライラしてカッカとした時は、辛いものを食べたい!という方もいるかもしれませんが、
逆にこういう時は熱を冷ますようなもの、
気を巡らすものがおすすめです。

サバのトマト煮込み.JPG


では作り方を。

【材料】
鯖 半身2枚
トマト缶 1缶
玉ねぎ 1/2個
ニンニク 一片
パプリカ 1/2個
クコの実 大さじ1
赤ワイン 100cc
ローリエ 1枚
パセリ 1本
塩胡椒


【作り方】

1.鯖は4cm幅にきり、塩をふり、小麦粉をはたく。
玉ねぎ、パプリカ、ニンニクはそれぞれみじん切りにする。

2.フライパンにサラダ油大さじ1をいれ、鯖を焼く。表面が焼けたら取り出しておく。

3.2のフライパンを温め、玉ねぎ、パプリカ、ニンニクを炒める。
 玉ねぎの色が変わってきたらトマト缶、クコの実、赤ワイン、ローリエ(あったらパセリの茎)を入れて全体を混ぜ合わせ、鯖を入れて弱火で30分ほど煮込む。

4.水分が飛んで煮汁が煮詰まってきたら火を止める。
(パセリの茎を入れていたら取り出す)
お皿に盛り付けて、ちぎったパセリを散らして出来上がり!


ソースが多めですが、このソースもおいしいので、パスタに合わせたり、バゲットに合わせたりしていただいてみてくださいね。


補って、巡らせて、スッキリしましょう〜
以上、フーディ薬膳コンシェルジュでした!

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2024.02.10
消化に良く元気をつける、鶏肉と金柑煮

消化に良く元気をつける、鶏肉と金柑煮をご紹介します。


春節を迎え、この時期はめでたさの象徴である金柑を使うことが多いのですが、
今回は金柑の甘露煮と鶏肉を合わせて、冬から春に向けてよいメニューを作りました。


鶏肉は(前回も使用しましたが...)体を温め元気をつけてくれる食材。
疲れている時にも良いですね。


そしてうずらの卵も合わせたのですが、五臓に良い、という素晴らしい食材。
足腰の疲れやによく、気血を補ってくれます。
手軽に組み合わせられるのも便利ですね。


金柑は体を温めるもので、
すっきりした柑橘の香りで気を巡らせて、消化促進してくれるもの。
食べすぎや胃もたれにも良いものです。


みかんは似ていますが体の熱を冷ますもの。
金柑(や柚子)とみかんの違いは主に皮を食べて水分が少ないからかな、と思っていますが、
みかんの皮の陳皮(チンピ)は体を温めるものなので、やはりそうなのかな〜と考えています。
(潤いの食材は体の熱を冷ますものが多いのです)


私は気が滞りやすく、特に春はそのピーク!なので、
意識的に理気食材(気を巡らせてイライラを発散してくれるもの)を取り入れます。
好きなものは体が必要としていることが多いですね~


今の時期は体を温める食材と、
暖かくなってきたら熱を冷ますものも組み合わせています。
自分のその時の体調、体質を考えながら
温めたり冷ましたり、巡らせたり補ったりするのが薬膳料理の醍醐味です。

鶏肉と金柑.jpg


では作り方を。


【材料】
鶏手羽元6本
うずらの卵の水煮 6個
生姜 一片
金柑の甘露煮※ 4個(シロップ大さじ1も)
醤油 大さじ2
酒 大さじ2
水100cc


【作り方】
※金柑の甘露煮は以前アップしたこちらを参考に。
https://www.y-concierge.info/topics/2022/01/000707.php

1.手羽元は骨に沿って包丁を2箇所ずつ入れておく。金柑は半分に切っておく(種がある場合は取り除いておく)。

2.鍋にサラダ油大さじ1を入れ、手羽元を入れて表面を全体的に焼く。
 うずらの卵、スライスした生姜、酒、醤油、金柑、水を入れて蓋をし、20分ほど弱火で煮込む。

3.蓋を開けて汁を煮詰める。
 汁がとろっとしてきたら火を止めて、出来上がり!

味は鶏肉のマーマレード煮のような感じです。
市販のジャムではなく全部作っているので、
何が入っているのかがわかるのが手作りのいいところですね〜


金柑の甘酸っぱさで食欲も増進されます。
ぜひ作ってみてくださいね!


以上、フーディ薬膳コンシェルジュでした。

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2024.01.27
元気を付けて体を温める、かぼちゃと鶏肉のシチュー

元気をつけて体を温める、かぼちゃと鶏肉のシチューをご紹介します。


一年で一番寒いと言われる今の時期。ここを超えると春がやってくる!ということで、
体の中から温めて、春に向けて力を蓄えたいところ。


ということで、今回はお腹を温め元気をつける
かぼちゃと鶏肉をダブルで組み合わせました!


この他に合わせたのは、
胃の機能を整えて血流を良くしてくれる玉ねぎ、
気を巡らせて消化促進してくれるぶなしめじ、
元気をつけてくれるブロッコリー、
肺や胃の機能を整えて体を潤してくれる牛乳です。


具沢山で食べ応えもあるので、
元気をつけるだけでなく、しっかり消化もできるようにしました。

20240124 かぼちゃのシチュー.jpg


では、作り方を。


【材料】
かぼちゃ 250g
鶏もも肉 250g
玉ねぎ 1/2個
ブロッコリー 1/2個
しめじ 1/2個
小麦粉 大さじ3
牛乳 500cc
コンソメ 小さじ2
ローリエ 市町
塩、胡椒


【作り方】
1.かぼちゃは種を取り、一口サイズにカットし、
 耐熱皿に入れてふわっとラップをかけてレンジで3分加熱する。
 ブロッコリーも房を分けて耐熱皿に入れてふわっとラップをして3分加熱する。
 玉ねぎは薄くスライスし、鶏肉は一口サイズに切る。

2.鍋にサラダ油大さじ1を入れて温め、鶏肉を炒める。
 表面に火が通ったら玉ねぎを炒める。
 玉ねぎが透明になったらしめじを入れて炒め、火を弱める。

3.小麦粉を少しずつ加えて炒め、粉っぽさがなくなったら牛乳を少しずつ加え、
 火を中火にする。

4.かぼちゃ、コンソメ、ローリエを入れてとろみがつくまで煮る。
 塩胡椒で味を整えて、出来上がり!


個人的に、冷たい牛乳やカフェラテなどはほとんど飲まず(胃もたれしやすいのです...)
シチューなどの暖かく消化に良い野菜と一緒だと体が吸収しやすいので作ったりします。
乾燥対策にもなるのが良いですね。


ちなみにローリエを入れていますが、肉の臭み消しや風味が良くなるだけでなく、
消化吸収にも良いのでぜひ加えていただきたいです。


ベーシックなメニューですが、寒い時にぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。


以上、フーディ薬膳コンシェルジュでした。


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2024.01.13
体を温め元気をつける、海老とレンコンの焼き生春巻き

体を温め元気をつける、海老とレンコンの焼き生春巻きをご紹介します。


前向きに1年をスタートできるように、
体を温め元気を補い、背筋が伸びるようなメニューを考えました!


今回のメイン食材は海老。
お正月にも食べた方も多いと思います。


海老は足腰を温め元気をつけてくれるもの。
エイジングケア、滋養強壮に良い食材です。


蓮根は潤いに。喉の潤いにピッタリですね。
乾燥していると風邪など引きやすくなります。
先日私も喉(扁桃腺)を痛めて、潤いの大切さを身をもって感じたところです。


椎茸は元気を補うために入れました。
胃を労わってくれるので、お正月の食べ過ぎ後にも良いです。
元気も補ってくれるので疲れている時にも食べやすい食材ですね。
不正出血にも良いとされます。


そして大葉、ネギ、生姜でも体を温め、気血を巡らせて邪気から体を守ります。


また、春巻きだけでなく、タレも併せて効果を狙っています。
ニラも海老と同じく足腰を温め、血流を良くしてくれて胃の中のものを消化させてくれます。


春巻きの皮は今回はライスペーパーを使いました。
米粉でできた皮なので、体を冷やすことなく、元気をつけることが出来るのがよいところ。
食感も楽しく、食欲増進出来たらと思います☆


おせち料理にも使われている食材が多いですね。
体を方々から労わる食材、五味五性でできているおせち料理って、
由来だけでなく、体に良い素晴らしいものだなと思います。

2024.1.7海老レンコン春巻き.JPG


では作り方を。


【材料】
海老 150g
蓮根 150g
椎茸 2枚
長ネギ 1/2本
*生姜すりおろし 小さじ1
*醤油 小さじ1
*料理酒 小さじ1
*鶏ガラスープの素 小さじ1
*片栗粉 大さじ1
ライスペーパー 8枚
大葉 8枚

ニラたれ
ニラ 1/2束
醤油 大さじ2
きび砂糖 大さじ1
黒酢 大さじ1
ごま油 大さじ1
白ごま 大さじ1/2
黒胡麻 大さじ1/2


【作り方】
1.ニラたれを作る。
 ニラをみじん切りにしてボウルに入れる。
 その他の調味料全てをボウルに入れて全体をよく混ぜ合わせる。
 冷蔵庫に入れておく。

2.海老は背ワタを取りたたく(もしくはみじん切り)。
 蓮根はすりおろし、椎茸、長ネギをみじん切りにする。
 海老、蓮根、椎茸、長ネギ、*の調味料全てをボウルに入れて、よく混ぜ合わせる。

3.ライスペーパーで巻く。
 ライスペーパーを両面水で濡らし、まな板の上に広げ、中央に大葉を敷き、
 その上に2の種を1/8量乗せ、前、左右の順に折り畳み、くるくると巻いて皿などに置く。
 8個分巻く。(それぞれがくっつかないように注意する)

4.フライパンにサラダ油大さじ1を入れてあたため、3を中火~弱火で10~15分巻く。
 生の海老が入っているので、しっかりと焼き目が付いて中まで火が通るまで全体を焼く。

5.お皿に盛り付け、お好みで白髪ねぎを乗せて、出来上がり!
 食べる時にニラたれをかけてお召し上がりください。


焼きたてはお餅を焼いたようなパリッと感がありおいしいです。
ぜひ出来立てをお召し上がりください。
冷えてからレンジなどで温めると、生春巻きらしい、柔らかさが出てくるかもしれません。
(これはこれでおいしい...笑)


寒い冬の間に体を温めて元気をつけて備えておくレシピです。
是非作ってみてください!


本年も、おいしくご飯が食べられるように、バランス良く体調を保ちたいですね!
以上、フーディ薬膳コンシェルジュでした。

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