お知らせInformation

2023.05.03
八十八夜とお茶の苦味

八十八夜とお茶の苦味の話。

たがやす薬膳コンシェルジュです。

立春から数えて八十八日目を『八十八夜』といい、今年は5月2日にあたります。
この日は昔の農家の方達にとっては、遅霜と呼ばれる霜に対する要注意日であり、この日を境に霜が降りなくなる目安日ともいわれていたそうです。
つまり、この頃までは霜が降りるほど冷え込むこともあるという教えともいえます。
偶然ですが我が家の『こたつじまい』もこの頃行います(^^)。

さて、『夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が茂る・・・』茶摘みの歌を連想された方も多いと思いますが、八十八夜に摘んだ新茶は味も香りもよく、不老長寿や無病息災の縁起物として喜ばれていたそうです。
お茶の旨味でもある苦味は、清熱解毒(せいねつげどく)といって、からだの余分な熱を冷まして解毒し、心を強くする効果があるといわれます。

お茶に限らずウドやワラビ、フキやセリなどの山菜の苦味も同様です。

少しづつ気温が上がってきて、思った以上に熱がたまったり、汗をかいて水分不足になりがちな時期です。
適度に苦味をとり、からだにたまった余分な熱を冷まし、これからやってくる暑い夏に向けて心の働きを助けましょう。

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2023.04.19
気の渋滞改善やアレルギー対策に紫蘇

気の渋滞改善やアレルギー対策に紫蘇をおすすめする話。
たがやす薬膳コンシェルジュです。

さて、漢字で書くと「紫蘇」。どうしてこの名がついたのか、こんな逸話があります。
とある昔、とある若者が海鮮物を食べて顔が紫色になり死にかけていました。が、しかし、三国志にも登場する名医・華佗(かだ)が紫蘇の葉を煎じて紫の薬を与えたところ蘇生した、というものです。そうです、紫の薬で蘇ったので『紫蘇』になったとか。*漢方では青紫蘇ではなく赤紫蘇が使われます。

真偽はともかく、今でも刺身のつまに使われたりするのは、紫蘇のもつ解毒作用にあると考えられています。
中国の民間療法では、海鮮物を食べたときのじんましんの予防に、一緒に食べたりもするそうです。

日本でも、紫蘇は免疫力をあげ、アレルギー対策にもなると注目を集めています。

そもそも香りのよい食材は気の巡りをよくしますが、紫蘇もその一つ。
お腹のあたりで気の渋滞が起これば、お腹が張ったり、ゲップがでたり。胸のあたりにたまれば、ため息をついたりイライラしたり。紫蘇はその巡りを改善してくれます。
刻むことで香り成分が出やすくなりまし、細かく刻んで醤油とごま油に浸けておけば日持ちのする調味料になります。
のどが詰まるようなつかえ感にもおすすめです。

春は新しい環境下で気を遣う場面が増えた人も多いと思いますが、気の消耗が激しい人は、長芋や米でしっかり気を補うことも大切です。

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2023.04.05
清明(二十四節気より)と肝を助けるイチゴ

今日は二十四節気でいうところの清明ですね

たがやす薬膳コンシェルジュです。

清明とは清らかな春先の様子を表す「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」の略語で、一年の中で最も過ごしやすい季節といわれます。
この日を『清明祭』とよびお墓参りをする風習もあるそうです。

さて、添付した写真は今日の我が家のイチゴとブルーベリーの花です。
以前にも紹介しましたが、このイチゴ、薬膳的効能も素晴らしく、春先に起こりやすいめまいやのぼせ、頭痛にもおすすめです。
薬膳では、『肝』が自律神経をコントロールすると考え、春はこの自律神経のコントロールが乱れやすいと考えますが、まさにイチゴはその肝の働きを助けるといわれます。

また、ブルーベリーは藍苺(らんめい)とも書き、イチゴと同じように肝の働きを助け、血の巡りをよくします。

清らかな季節とはいうものの、春はイライラしたり、『五月病』といわれるように鬱々しがちです。
我が家の収穫はもう少し先ですが、イライラ・鬱々のコントロールにイチゴを試してみてはいかがでしょうか。

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2023.03.15
日本と少しだけ世界の春分の日のこと

日本と少しだけ世界の春分の日のことを書きたいと思います。

たがやす薬膳コンシェルジュです。

さて、春分の日は陰から陽に変わる季節であり、「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」であり、あの世とこの世がつながる日、ともいわれ「先祖を供養する日」でもあるそうです。

ご先祖様へのお供えとして牡丹餅(ぼたもち)が使われますが、春と秋で呼び方が変わります。
一般的には、牡丹(ぼたん)の花が咲く春はこしあんで牡丹餅(ぼたもち)、萩の花が咲く秋は粒あんでお萩(おはぎ)と呼ばれるそうです。
風流です。
諸説ありますが、秋に収穫される小豆は皮が柔らかいので粒を残した粒あんでいただくのだとか。

小豆といえば魔除けの効果があるとされますが、湿邪にも効果を発揮。便秘や肌荒れにもおすすめです。

平安時代のころから、日本の宮中でも春を祝う儀式が行われたりするそうですが、この日を『国民の祝日』としてしまう日本っていいですよね。
では、世界ではどうかといいますと、ヨーロッパでは春の始まりとしてその頃に復活祭が行われたり、世界各国で春を祝う行事が行われているそうですが祝日になる国はほぼないそうです。

ちなみに、赤道直下で常夏の国では、春分の日という考え自体がないそうです(あたり前?)。

余談ですが、春分の日は二十四節気のひとつですが、二十四節気をのことを英語では
24 solar termsと表記するそうです。

四季があって、その始まりを祝日にしてしまう日本。
なんだか幸せを感じる今日この頃です。

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2023.03.01
3月3日 桃の節句にちらし寿司

3月3日 桃の節句といえばちらし寿司

たがやす薬膳コンシェルジュです。

桃の節句は上巳(じょうし)の節句とも呼ばれます。
始まりは中国、春に青々とした草を踏み、川の水で清め禊ぎをする『踏青(とうせい)』という行事があり、そこから形を変えながら日本に伝わったと言われています。
現在は、3月3日、ひな人形を飾って女の子の健やかな成長を祝う行事へと変化しました。

さて、前回のブログで春には酢の物をおすすめさせていただきましたが、身近な酢の物といえば寿司飯(強引過ぎますか?)。
酸味は春に影響を受けやすい肝を養生しますし、疲労回復効果も期待できます。
また、寿司は『寿(ことぶき)を司る』とも書く縁起のいい言葉。

手軽に手作りできる『ちらし寿司の素』もありますし、少人数分ならスーパーで買ってもいいですよね。
ひな人形を飾らない方も、冬に滞った気を払い、禊ぎをする気分でちらし寿司(寿司)を食べませんか。

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