お知らせInformation

2024.09.18
【さんまと薬膳 ~秋の養生~】

さんまと薬膳、秋の養生。
たがやす薬膳コンシェルジュです。

秋と言えば、果物や木の実にキノコなどなど・・・
旬を迎えるものが多くて、何を書こうか・・・、とにかく悩ましいところですが、今回はさんま。

薬膳と動物性の食材に違和感を覚える方もあるかもしれませんが、魚のさんまも立派な薬膳食材です。

さて、秋の養生といえば(いろいろありますが)、夏に消耗した体力・気力を養い、徐々にやってくる空気の乾燥に備えること。
これにさんまは打って付けなのです。
体力をつけ血の巡りも改善するので、夏冷えの血行不良にもお勧めです。

『さんまが出ると按摩が引っ込む』ということわざもあるほど、昔からさんまは健康に良いと言われていました。
さんまの焼ける匂いがすると、ホカホカの白米が欲しくなります。
まだまだ暑さが続きますが、まずはさんまで秋を感じてみてはいかがでしょうか。

*秋分の日については以前に書いたものがありますので、よろしかったらこちらをご覧ください。

https://www.y-concierge.info/topics/2022/09/000758.php

*食材:さんま

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2024.09.04
【白露と桔梗 ~秋の七草より~】

白露(はくろ)と桔梗(ききょう)。秋の七草より。
たがやす薬膳コンシェルジュです。

二十四節気では9月7日から白露の期間になります。
俳句で露(つゆ)といえば秋の季語になるそうですが・・・。
白露とは『まだまだ日中は暑さがあるものの、朝晩は涼しくなり昼間との気温差から草木に露がつく時期、秋を感じ始める時期』ということです。

そして今回は、秋の七草のなかから桔梗の話です。

春の七草が食用であるのに対し、秋の七草は観賞用ですが、葛や撫子、桔梗は生薬としても使われています。
ちなみに、葛の花はとてもいい香りで、姿が見えなくても、1つでも咲いていると香りで分かるほどです。

秋の七草はこちらです。
1:萩(はぎ)
2:ススキ
3:葛花(くずばな)
4:撫子(なでしこ)
5:女郎花(おみなえし)
6:藤袴(ふじばかま)
7:桔梗

桔梗は朝鮮語でトラジと言うそうですが、トラジキムチをご存じでしょうか。
これは桔梗の根をキムチ漬けにしたもので、ホロ苦いような甘いような、なんとも言えない美味しさです。
見つけたら即買いしてしまいます。

桔梗は喉の痛みに効くそうで、桔梗湯(ききょうとう)という漢方もあります。
我が家の桔梗も咲き始めていますが、桔梗を見るとトラジキムチが食べたくなる今日この頃です。

写真 1枚目:桔梗 2枚目:葛

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*二十四節気:白露

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2024.08.21
【氷と薬膳 ~冬病夏治(とうびょうかち)~】

氷と薬膳。冬病夏治のお話。
たがやす薬膳コンシェルジュです。

冬病夏治(とうびょうかち)という言葉をご存じでしょうか。
これは『冬に起こりやすい病気は夏の養生の仕方が肝腎』といった考え方です。
もっと平たく言うと『猛暑とはいえ、身体を冷やしすぎると冬の不調につながりますよ』といったところでしょうか。

特にぜんそくやリュウマチ、関節痛に肩こりや慢性的な疲労感などなど、冬に悪化しやすい症状のあるひとは注意しましょう。

例えば、クーラーの効いた室内にこもって、氷の入った冷たい飲み物に、さっぱりしたそうめんと生野菜のサラダを食べ、デザートにかき氷・・・。冷やしすぎです。涼しいのはいいのですが、冷えすぎて胃腸の動きも悪くなりそうです。

せめて、身体を温める生姜やネギを薬味に追加して、タンパク質豊富な豆腐を摂りましょう。手軽なところだとサバ缶もお勧めです。
かき氷が冷たいのはどうしようもありませんが、近頃では『薬膳かき氷』と称して、生姜ソースやはと麦、氷にクコの実を入れて売り出しているものもあるそうです(^_^;)

しばらくは暑い日が続きますが、冬を見越して、くれぐれも冷やしすぎにはご注意ください。

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2024.08.07
【立秋と桃 ~桃で身体を温め邪気払い~】

立秋と桃。桃で身体を温め邪気を払いましょう。
たがやす薬膳コンシェルジュです。

本日、8月7日は立秋です。
秋が立つ。つまり、まだまだ暑さはあるものの、秋を感じられるようになる頃・・・。現実的には『今日からは残暑見舞いになる日』といったところでしょうか。

さて、立秋だからと言ってお勧め食材があるわけではないのですが、なんと言っても桃が旬。
ということで、今回は桃です。

桃は、果物としては珍しく温め効果があるので、冷たいデザートに添えて食べれば冷やしすぎ防止にもなりますね。
また、気血を補い、血流を良くし、腸を潤すのでコロコロ便でお困りの方にもお勧めです。

実だけではなく、桃の葉はあせも対策のローションなどでもお馴染みかもしれません。

また桃の木は、生命力が強く、邪気を払う霊木とされてきたそうで、ハリーポッターの魔法の杖しかり、桃の木で作った弓を邪気払いの儀式に使うこともあるそうです。
桃の節句に桃の花を飾ったり、桃から生まれた桃太郎が鬼を退治したり、縁起のよいものとして親しまれてきたようです。西遊記では『不老不死の仙果』としても登場します。

ちなみに、桃はその姿形から女性らしさの象徴とされることもあるそうで、桃の皮にはえているうぶ毛のようなものが(正式には「毛じ(もうじ)」というらしいのですが)、紫外線や衝撃から守る役割をしているそうです。

*二十四節気

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2024.06.29
【半夏生とタコ ~日本の雑節より~】
半夏生(はんげしょう)とタコ ~日本の雑節より~
たがやす薬膳コンシェルジュです。
今回は二十四節気ならぬ雑節の中から半夏生のお話です。
今年は7月1日がその半夏生で、写真は、近所の遊歩道で見つけた半夏生という植物です。
本当にこの頃に咲く花なんだと、ひとり納得。
夏至から11日目を半夏生と言って、この花の開花を田植えの目安にしたそうです。
地方によって風習は様々ですが、関西の方ではこの時期にタコを食べる風習があるとかあったとか。
8本の足で根を張るタコにあやかって、作物がしっかりと根を張って育つように思いを込めたと言われているそうです。
タコは気血を補い、筋骨を養い、母乳の出を良くするといわれます。
疲労回復効果のあるタウリンも多く含むので、昔から農作業で疲れた身体を癒やし、夏バテの防止になっていたのかもしれません。
余談ですが、日本は弥生時代からタコを食べていたそうです。
タコが穴に入る習性を利用して行う『タコツボ漁』というものがありまして、これに使ったと思われるタコツボが発見されているそうです。あの姿のものを最初に食べた人の勇気(?)は計り知れません。
 
で、日本は世界のタコ消費量第1位、60%を占めるそうです。
ちなみにイカの消費量も第1位で、こちらは30%。
余談が続きますが、タコは『多幸(たこう)』から縁起ものとされたり、最近では『タコ=オクトパス(パス=合格)』となることから受験生の間では縁起ものとされているそうです。
生活の中に言葉遊びや季節があるっていいな~と改めて感じる今日この頃です。
*オクト=8ですが、英語ではオクトーバーは10月、調べてみると意外に面白いです。
*2枚目の写真はたこ飯です。

*二十四節気(雑節)

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