お知らせInformation

2023.11.29
秋ナスは嫁に食わすな

『秋ナスは嫁に食わすな』聞いたことありますか。
たがやす薬膳コンシェルジュです。

調べてみると、この言葉、だいたいこんな解釈があるようです。

①美味しい秋のナスを、憎い嫁には食べさせるなという意地悪心説(字面からはそう読み取れますよね?)。
②秋ナスは種がないので、そうならないようにという子孫繁栄の願掛け説。
③ナスは身体を冷やすので、特に寒くなってくる秋には嫁が身体を冷やしませんようにという思いやり説、の3つ。

で、思いやりかどうかはさておき、薬膳してる方には③がピンとくるのではないでしょうか。
そう、薬膳=東洋医学では、ナスは身体を冷やすと考えられています。ですが、身体を冷やすというマイナス面だけでなく、血に余分な熱があればそれをとり、血行をよくすると言われています。冷えが気になるときは、ネギやショウガ、ニンニクなど温める食材と合わせて食べましょう。

また、ナスの色でもあるナスニン(可愛らしいけど本当の名前です)というポリフェノールは、身体の酸化=老化や疲労、を抑える働きがあります。ナスと相性のいい油はナスニンの流出を抑え吸収をよくするので、とてもいいコンビなのです。
ナスニンは皮に多く含まれていますので、一物全食、皮も食べるのがお勧めです。
ちなみに、ナスが油を吸い込む様が気になるときは、ナスをレンチン♪してから炒めてみてください。それほど吸い込まなくなります。

では、最近の気候変動は『秋がない』とも言われますが、1日の中でちょっとした時に秋を感じたりする今日この頃の''たがやす''でした。

1132895_s.jpg

28038830_s.jpg

***********

薬膳でもっと元気に
もっとキレイに
もっとハッピーに

◇協会からのお知らせ◇
講座説明会(対面・オンライン)
1/31東京20期薬膳コンシェルジュ講座
1/7全聚徳で薬膳パーティー~

2023.11.01
目のトラブルにクコ菊花茶

目のトラブルにクコ菊花茶はいかがでしょうか。

たがやす薬膳コンシェルジュです。

秋の訪れとともに、目が乾燥し、秋の花粉で痒みも出始め・・・、そう、残念ながら私にとっては目のトラブルが始まる季節でもあります。

で、クコと菊花の出番です。
クコ菊花茶のいれ方は
『クコスプーン3杯に対して菊花5個 熱湯を注いで3分』
と、なっているものが多いようです(参考までに)。

私の場合は、いつも飲んでいる黒豆茶やなつめ茶にブレンドして飲むことが多いです。

クコも菊花も目のトラブルに効果あがあるのはもちろん、菊花はイライラを鎮めリラックスさせる効果があり、クコはアンチエイジング効果が期待できます。
健康オタクとしても有名だったという徳川家康もクコをご愛用されていたとか。

余談ですが、いつも通っている眼科の先生に教えていただいたのですが、寝ている間は涙が出ていないそうで、寝起きはなおさら目が乾いているそうなのです。
なので、布団からでる前に、手でそっと目のあたりを温めるのも目の乾燥予防に効果的だとか(温めようと目を押してしまうのはよくないそうです)。

温アイマスクや『疲れたら遠くを見る』『目のツボを押す』などなど、目のトラブル対策はいろいろですが、クコ菊花茶は身体の中から効いてくるようです。
菊花茶セットで販売もされていますので、気になる方は検索してみてください。

27132401_s.jpg

1344501_s.jpg

***********

薬膳でもっと元気に
もっとキレイに
もっとハッピーに

◇協会からのお知らせ◇

横浜中華街ツアー
https://www.y-concierge.info/topics/2023/09/000841.php

ZOOM説明会
https://www.y-concierge.info/topics/2023/06/000709.php

東京/オンラインで薬膳茶エバンジェリスト講座
https://www.y-concierge.info/seminar/course04.php

東京/仙台で薬膳コンシェルジュ講座
https://www.y-concierge.info/seminar/course01.php

2023.10.18
丸ごと蒸すには訳がある⁉梨の話

丸ごと蒸すには訳がある⁉梨の話。
たがやす薬膳コンシェルジュです。

梨の丸ごと蒸しという料理、ご存じですか(写真)。
私が初めて知ったのは、杏仁美友先生がお書きになった『薬膳美人』という本です。
『丸ごと』にビックリした訳ですが、実は梨の皮は生薬。皮にも薬効があったんですね。
とはいえ、生の皮は固いので、私は剥いた皮とショウガ、少しハチミツを足してお茶にして飲んでいます。

また、『蒸す』ところにもポイントが。
梨は若干からだを冷やします。冷えが気になる人は生食の多食にはご注意を。
もちろん蒸さずに鍋で煮てもOKです。

順番が逆になりましたが、梨の効能。
乾燥に伴う喉の痛みや声がれ。
熱っぽいとき。
二日酔い、などなど。

他にも、疲労回復のアスパラギン酸や、便秘改善の石細胞(せきさいぼう)、腸内環境を整えるソルビトールなどなどを含みます。
消化酵素も含んでいるので秋の夜長の食後のお供に、シャリシャリの食感を楽しみたいですね。

22736689_s.jpg
***********
薬膳でもっと元気に
もっとキレイに
もっとハッピーに
◇協会からのお知らせ◇
東京/オンラインで薬膳茶エバンジェリスト講座
東京/仙台で薬膳コンシェルジュ講座
2023.10.04
鯖についてのあれこれ

鯖についてのあれこれ。
薬膳コンシェルジュです。

秋鯖の季節になりましたが、食べてますか、鯖。
『生の鯖の調理はちょっと・・・』
という方は、干物でも缶詰でもOKなので鯖を食べましょう。

なぜなら鯖は動脈硬化を予防するDHAやEPAが多く、気や血も補う優れた食品だからです。
特に脂ののった秋鯖はこの作用が強いと言われます。
しかも、皮膚や呼吸器を潤してくれるので、肌の乾燥が気になる人、肺が弱い人、乾燥した秋にもお勧めです。

ちなみに日本の鯖の漁獲高は世界トップクラスで、なんと、アフリカにも輸出しているそうです。
傷みが早い鯖は、水揚げしたら早く数えないといけないから『サバ読み』という言葉が生まれたとか、いないとか。
そんな傷みやすい魚と熱帯のイメージのアフリカがうまく結びつきませんが、『鯖のトマト煮』はアフリカでもポピュラーなメニューなのだそうです。

私も鯖の水煮缶とトマト缶には大変お世話になっていまして、この2つを合わせて少し煮込むだけで1品料理になります。
鯖の水煮缶を使った『鯖そぼろ』もお勧めです。
鯖は穏やかに身体を温めるといいますので、寒暖差の厳しい今の時期にもいいですね。

最後に『鯖は青魚』で『鮭は白身魚』の話を書こうと思いましたが、長くなりそうなのでこの辺で。
代わりと言ってはなんですが、鉄分は血合い(赤黒いところ)に多く含まれます。できれば残さず食べましょう。

27379013_s.jpg

27885072_s.jpg

***********

薬膳でもっと元気に
もっとキレイに
もっとハッピーに

◇協会からのお知らせ◇

横浜中華街ツアー
https://www.y-concierge.info/topics/2023/09/000841.php

ZOOM説明会
https://www.y-concierge.info/topics/2023/06/000709.php

10/11東京薬膳茶エバンジェリスト講座
https://www.y-concierge.info/seminar/course04.php

10/29仙台薬膳コンシェルジュ講座
https://www.y-concierge.info/seminar/course01.php

2023.09.20
【金木犀(きんもくせい)が花咲く季節になりました】

金木犀が花咲く季節になりました。

たがやす薬膳コンシェルジュです。

9月も終わりころになると、どこからともなく甘い香りがただよってきて、こんなところに金木犀が、と気づかされることがあります。

今回はそんな金木犀のお話です。

さて、私と金木犀のお付き合いといえば、桂花陳酒(けいかちんしゅ)という名のお酒。
ご存じですか(おすすめはソーダ割)。
かの楊貴妃もお気に入りだったそうで、白ワインに金木犀の花=桂花(けいか)を漬けた香り高いお酒です。

桂花は、気の流れをよくし、イライラや不安を抑え精神をリラックスさせる効果があります。
精神がリラックスすることで、血流がよくなり低血圧の改善や身体の冷え解消、ひいては生理痛や生理不順にも効果があるようです。

いきなりお酒の紹介でしたが、普段は乾燥した桂花をお茶にブレンドして飲んでいます。
一息つきたいとき、なんだかざわざわして落ち着かないとき、ほんのひとつまみ桂花をいれてゆっくりいただきます。
普段は乾燥した桂花を中華食材店などで購入していますが、今年は生の花をいただけそうなので自分で乾燥させてみようと今から楽しみです。

おしまいに、桂花の花言葉は『謙虚』と『気高さ』。
思わずうなってしまいました。
次回からは、この花言葉も含めて、じっくりと味わいたいと思います。

22601496_s.jpg

2882513_s.jpg

***********
薬膳でもっと元気に
もっとキレイに
もっとハッピーに
◇協会からのお知らせ◇
10/11東京薬膳茶エバンジェリスト講座
10/29仙台薬膳コンシェルジュ講座

 

 

  1. < Prev
  2. 1
  3.  
  4. 2
  5.  
  6. 3
  7.  
  8. 4
  9.  
  10. 5
  11.  
  12. 6
  13.  
  14. 7
  15.  
  16. 8
  17.  
  18. 9
  19.  
  20. 10
  21.  
  22. 11
協会・教室に関する
ご質問にお応えします
03-6451-1103
受付時間 平日11:00~17:00

PAGE TOP