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2024.04.03
二十四節気と明前茶(みんちぇんちゃ) ~清明のころ~

2024年は4月4日から二十四節気の清明の季節に入ります。
たがやす薬膳コンシェルジュです。

清明ときくと、陰陽師 安倍晴明を思い浮かべるかたも多いと思いますが、今回は二十四節気という暦の話から始まります。

二十四節気とは、太陽が1年かけて通る道を24に分けて季節を表したもので、清明は春をあらわす季節の5番目になります。
江戸時代に出版された暦便覧では『万物発して清浄明潔(しょうじょうめいけつ)なれば、此芽は何の草としれる也』と書かれており、清明は清らかな春先の様子を表す「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」の略語であるとされています。
中国や沖縄では『清明節』や『清明祭(シーミー)』と呼ばれる、先祖を敬うお盆のような習慣があるところもあるそうです。

さて、二十四節気は主に農耕に用いられてきましたが、お茶の栽培もその一つ。
清明の前に摘んだ茶葉は「明前茶(みんちぇんちゃ)」、清明から穀雨(清明の次の季節です)までに摘まれた茶葉は「雨前茶(うぜんちゃ)」と呼ばれ、特に明前茶は貴重なお茶とされることが多いようです。
時々、お茶に『明前○○茶』と書かれているものがあるので、注意して見てみてくださいね。

お茶の種類はいろいろありますが、日本茶も立派な薬膳茶。
からだの余分な熱をだし、頭をすっきりさせる効果があります。春に起こりがちな目の充血やイライラ解消にもお勧めです。

ちなみに、清明の季節のなかでも4月14日ころからは 虹始見(ニジ ハジメテ アラワル)といわれ、空気が潤ってきて虹が出やすくなる時期だそうです。
雨の日はお茶を飲んでリラックスして、雨が上がったら空を見上げてみませんか。もしかしたら虹がでているかもしれません。

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